
日本の深海
ブルーバックス
瀧澤 美奈子
2013年7月19日
講談社
880円(税込)
科学・技術 / 新書
身近にありながら、海面の下を見通すことができないために、深海は永く未知の世界であった。しかし、調査船などの進歩もあり、いま、深海は少しずつその真の姿を私たちの前に現している。深海大国・日本。ようやくわかりはじめてきた、その豊かで変化に富んだ海の姿を紹介する。(ブルーバックス・2013年7月刊) 東京湾のすぐ近くの相模湾の水深は1600メートル。さらに隣の駿河湾は水深2500メートルという深さ。どのくらいの深さを深海と呼ぶのかは厳密には決まっていないが、海洋生物学では水深200メートルより深い海と定義することが多い。地質学では水深2000メートルより深い海が目安となっている。どちらにせよ、日本の海はほとんどが深海である。 日本は小さな島国で、領土面積は世界61位にすぎない。しかし領海と排他的経済水域を合計した面積では世界6位である。水深5000メートルより深い海域の堆積では世界1位というデータもある。つまり、日本は「深海大国」なのである。 身近にありながら、海面の下を見通すことができないために、深海は永く未知の世界であった。しかし、調査船などの進歩もあり、いま、深海は少しずつその真の姿を私たちの前に現している。 深海大国・日本。ようやくわかりはじめてきた、その豊かで変化に富んだ海の姿を紹介する。 第1章 深海底への旅 1-1 日本列島に刻まれた深海の記憶 1-2 日本の深海底を旅する 第2章 深海に眠る資源 2-1 メタンハイドレート 2-2 熱水鉱床 2-3 コバルトリッチクラスト 2-4 レアアース泥 第3章 深海の生物たち 3-1 日本近海の深海生物 3-2 深海生物を巡る旅 3-3 深海のオアシス 3-4 謎めく深海生物たち 第4章 深海と地球環境 4-1 地球の気候を支える海 4-2 深層水は地球を回る 4-3 二酸化炭素を吸収する 第5章 深海からみた東日本大震災 5-1 震源域の海底でなにが起きていたのか 5-2 海はよみがえるか
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