
研究を深める5つの問い 「科学」の転換期における研究者思考
ブルーバックス
宮野 公樹
2015年4月21日
講談社
880円(税込)
科学・技術 / 新書
科学や技術を取り巻く状況が変化していくなか、研究者はどのように考え、行動すべきなのか。それらの根源となる「研究者思考」を自力で探究できるようにするのが本書である。1000件を超すプレゼン指導経験から著者が見いだした「研究の本質」について、未来ある若手研究者に向けてわかりやすい言葉で問いかけながら案内する。(ブルーバックス・2015年4月刊) 科学や技術に対する社会の信頼が揺らいでいます。このような時代において、これまでと同じように「論文を書いていればいい」「自分の専門領域を対象とした研究をがんばればいい」というだけでは、優れた研究成果をあげることが難しくなっています。では、研究者はどのように考え、行動すべきでしょうか。その根源となる「研究者思考」を、研究者自身で探究できるようにするのが本書です。 スライドやポスターの添削など、これまで1000件を超すプレゼン指導経験から著者が見いだした「研究の本質」について、未来ある若手研究者に向けてわかりやすい言葉で問いかけながら案内していきます。 はじめに 【問い1】 誰をライバルと想定して研究していますか? (学問領域細分化傾向へのアンチテーゼ) 【問い2】 あなたの本当の目的はなんですか? (妄信的、または無思考的個別主義へのアンチテーゼ) 【問い3】 論文を書こうと思っていませんか? (論文至上主義へのアンチテーゼ) 【問い4】 「科学」を妄信していませんか? (科学至上主義へのアンチテーゼ) 【問い5】 研究者として「自分」を鍛えていますか? (本書のまとめにかえてのプロフェッショナル実践論) エピローグ 次なる時代の科学は
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若手研究者、科学ジャーナリスト等にオススメ
本当にいい研究とは何かを再考させられる本。論文数至上主義に至った歴史的経緯や学術が抱える様々な問題などに言及。異分野での表現の重要性なども。コロナ禍で最低限の交流しかできない若手研究者にとって、プロジェクトベースの受け身な若手研究者にとって、研究の本質を見つめ直す機会をくれた、ためになる本でした。
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