「象徴天皇」の戦後史
講談社選書メチエ
河西秀哉
2010年2月28日
講談社
1,650円(税込)
人文・思想・社会
天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴(日本国憲法第一条)。この曖昧で抽象的な規定の内実を、政治家、宮内庁、知識人、そしてメディアはいかに作りあげたか。敗戦後の昭和天皇退位論から、「人間宣言」とそのアピールたる全国巡幸、明仁皇太子の外遊と成婚までを辿り、戦後天皇制の本質を鋭く抉り出す。
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