戦国大名の「外交」

講談社選書メチエ

丸島 和洋

2013年8月9日

講談社

1,980円(税込)

人文・思想・社会

戦国大名たちは合戦だけをしていたわけではない。 和睦や軍事同盟、領土交渉という「外交」を、 活発に行って戦国時代を生き抜かんとしていた。 武田信玄・今川義元・北条氏康による 名高い「甲駿相三国同盟」の成立の舞台裏をはじめ、 文書と交渉者「取次」が飛び交う、 外交の現場を生々しく描き出す。 最新の戦国期研究の成果がここにある! (講談社選書メチエ) 序 章 戦国大名という「地域国家」 第一章 外交の作法  1 同盟・和睦と大名の面目  2 起請文の交換  3 同盟の成立と崩壊 第二章 外交による国境再編  1 国分──国境の再編協定  2 国衆の両属  3 村落と戦争 第三章 外交書状の作られ方  1 書札礼とは何か  2 取次書状の作られ方 第四章 取次という外交官  1 武田氏・北条氏の取次の構成  2 当主側近の外交参加  3 一門・宿老の外交参加  4 「取次権の安堵」 第五章 外交の使者  1 使者の人選  2 使者の危険性と路次馳走 第六章 外交の交渉ルート  1 越相同盟の成立と二つの手筋  2 手筋の統合  3 越相同盟の崩壊 第七章 独断で動く取次  1 取次島津家久の独断  2 島津家久の裏の動き  3 過激化する取次 第八章 取次に与えられた恩賞  1 他大名から与えられる知行地  2 「取次給」の宛行  3 国衆側の取次への接し方 終 章 戦国大名外交の行く末  1 戦国大名の取次化  2 国分協定から「惣無事令」へ 主要参考文献 あとがき

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