鷲の歌(下)
大衆文学館
海音寺潮五郎
1995年9月30日
講談社
789円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
琉球の苦衷を察した薩摩の新代官・市来四郎は、架空国家トカラを作り対外貿易に利用するが、琉球王朝内の薩摩憎しの声は押えきれない。一方、薩摩藩内にも島津斉彬の積極貿易をめぐる対立が顕在化していた。しかし、思いもかけぬ斉彬の急死が、状況を一変させた。衝撃的な運命が市来や琉球の親薩摩派親方たちの上に降りかかる。史伝文学の巨匠が万感の想いをこめて描き上げた幕末琉球の悲劇。
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