
透明な遺書
講談社文庫
内田 康夫
1996年3月15日
講談社
946円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
「警察は自殺だと言ってます。でも、私は自殺だなんて信じてません」福島県喜多方で排ガス自殺と断定された父の死因を承服できない清野翠。翠の父の友人であった「歴史と旅」藤田編集長の依頼をうけて浅見光彦は、彼女とともに残された“透明な遺書”をよりどころに、正々堂々、喜多方にむかうのだが。(講談社文庫) 政界を揺るがす大疑獄事件に迫る。浅見光彦は福島県・喜多方で“排ガス自殺”として亡くなった父の死因に納得のゆかない娘・清野翠の手元には、中身のない“透明な遺書”が残され、光彦は喜多方へと赴くが! プロローグ 第1章 美しい依頼人 第2章 時雨れて喜多方 第3章 浅見刑事局長の憂鬱 第4章 迷走の軌跡 第5章 黒い還流 第6章 内なる鬼 第7章 失踪 第8章 とめどなき崩壊 第9章 阿修羅の選択 第10章 地の罠、天の網 エピローグ 自作解説
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