国家情報戦略

講談社+α新書

佐藤 優 / コウ・ヨンチョル

2007年7月20日

講談社

880円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

核、北朝鮮、日本の2010年は?日韓インテリジェンスの第一人者が激突!北朝鮮の工作は陸軍中野学校の模倣だった!?日本人の情報DNAを呼び覚ます超問題作。

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3.5 2018年02月06日

スパイ天国日本。有名なところではゾルゲ事件。諜報活動を最近はインテリジェンスと言うようだ。自衛隊の合同情報本部にはアメリカ調査に従事する班はない、外務省にもない。情報収集の人数は2人しかいない。つまり、アメリカに対する工作は一切ない。アメリカはというと、国家安全保障局(NSA)が「エシュロン」という通信傍受システムで全世界を盗聴監視している。CIAの3倍の予算4兆8000億円。修士以上のキャリアが38000人という巨大組織。アメリカの諜報衛星とU-2偵察機の能力は、金正日の息の音まで感知できるレベル。北朝鮮は経済のレベルでいえば吹けば飛ぶような国だが、こと、情報戦、諜報活動となると一等国。今の日本の「おかしな話」(高永喆)とは、佐藤氏が指摘するように『インテリジェンスなんて、要するにスパイなんだから悪いこと』といって封印している。同時に、「戦争は悪ことだし、あってはならないことだから、そういうことを考えてはならない」となるわけだ。「日本が取るべき国家戦略とは何でしょうか。それは、かねて佐藤優氏が唱えておられるように、本格的なインテリジェンス機関を設立することなのです。すばらしい経済大国としての国家の品格を維持するために、日本は、かつての軍事大国に逆戻りするのではなく、インテリジェンス大国になるべきでしょう。」(高永喆)

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