
ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒
講談社+α新書
適菜 収
2015年11月20日
講談社
924円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
三島は時代のいかがわしさに吐き気を覚えていた。なぜ今の日本はおかしくなったのか? なぜ世の中バカばかりなのか? そういう疑問を持ったとき、三島が残した厖大な量の評論は非常に参考になります。だから、三島の言葉を振り返りながら、今の世の中、ひいてはわれわれの思考の土壌について考えてみようというのが本書の趣旨です。 近代大衆社会がどのような形で暴走し、どのような形で行き詰まるのか(中略)その兆候をすばやく察知し、わが国の現状に警告を発したのが、作家の三島由紀夫(一九二五〜七〇年)です(中略)三島は自衛隊市ヶ谷駐屯地でクーデターを促し、割腹自殺しています。(中略) 三島は時代のいかがわしさに吐き気を覚えていた。 なぜ今の日本はおかしくなったのか? なぜ世の中バカばかりなのか? そういう疑問を持ったとき、三島が残した厖大な量の評論は非常に参考になります。 だから、三島の言葉を振り返りながら、今の世の中、ひいてはわれわれの思考の土壌について考えてみようというのが本書の趣旨です。(「はじめに」より抜粋) はじめに 反時代的人間 第一章 なぜ「保守派」はバカが多いのか? 第二章 ミシマの警告 第三章 安倍政権を支持するB層 第四章 だからあれほど言ったのに 第五章 皇室・神・大地 おわりに 果たし得ていない約束
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保守とは何か
三島の思想から保守を検証。様々な発言から三島が極右の民族派右翼ではなく、本来の保守であるのがよくわかる。また三島が憤死したのは堕落した民衆(筆者のいうところのB層)に絶望したというのもあるだろう。国や政治を嘆くより、本来嘆くべきは劣化した日本人そのものだろう。
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