
文庫版 塗仏の宴 宴の支度
講談社文庫
京極 夏彦
2003年9月30日
講談社
1,540円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
宴の支度は整いましたーー。京極堂、挑発される。 「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。「知りーーたいです」。答えた男女は己を失い、昏(くら)き界(さかい)へと連れ去られた。非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出(そうしゅつ)した東洋風の胡乱(うろん)な集団6つ。15年を経て宴の支度は整い、京極堂を誘い出す計は成る。シリーズ第6弾。
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starstarstarstar 4.5 2024年11月26日
star
絡新婦の理が一つの完成形だと思っていたが、見くびっていると言われても仕方がないと思った。様々なストーリーが一つに繋がっていく感覚を持ちながら肩透かしをされ続ける、そんな書かれ方をした作品です。
明らかに怪しげな人物は何人かいる。ただし、この作品の本来の核心には一人だけでは繋がらないように思う。全てのストーリーがひとつに繋がるその時にようやく事件の全貌がわかるのだ。ただ、本書ではその導入部分が記されているに過ぎない。だからこれからの展開も読めない。
前作の織作茜が再登場したことも退場したことも良い意味で期待を裏切られた。織作茜が退場した理由は何なのだろうか。誰かを登場させるための役割だったのか、事件を繋げるための役割だったのか、現時点では分からない。
次巻を手に取るしか答えは無いのだと思うとワクワクしてくる。
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みずたま
(無題)
読んでる最中、なんで読めちゃうんだろうと思いながら読んでる。見ているほうが見られてる、どんでん返しが1度とはかぎらない。って面白いなぁ。
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