蒼穹の昴 1

講談社文庫

浅田 次郎

2004年10月31日

講談社

792円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手中に収むるであろうー中国清朝末期、貧しき糞拾いの少年・春児は、占い師の予言を通じ、科挙の試験を受ける幼なじみの兄貴分・文秀に従って都へ上った。都で袂を分かち、それぞれの志を胸に歩み始めた二人を待ち受ける宿命の覇道。万人の魂をうつべストセラー大作。

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書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

柳下博幸

書店員

(無題)

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4.0
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2019年03月11日

みんなのレビュー (6)

ドクショ

(無題)

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4.5 2022年05月22日

 良くも悪くもマンガチックなストーリー展開。主人公を含めた登場人物の波瀾万丈のストーリーで面白い。

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古今東西の本棚

(無題)

starstarstar 3.0 2022年05月15日

全4巻の第1巻です。1886年清王朝末期、貧しい糞拾いの少年春児は、占い師から天下の財宝を手中に収めるとの予言を受け兄貴分の文秀とともに北京に向かう。春児と文秀が袂を分かち、西太后が清王朝の全権力を掌握した時期に、各々の道を歩き始める。浅田次郎の傑作である本書は、少年漫画の典型みたいなスタートですよね。

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toyanagi

浅田次郎の名作

-- 2021年02月26日

何度も読んでます

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ほーく

(無題)

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4.2 2020年09月13日

広大な草原の中で貧しく母と妹ともに暮らす少年、春児。そして、学問に勤しみつつ、兄の火付け役として育てられてきた、文秀。 国家を変えていくことを夢見て2人がおりなす、清王朝末期の物語。  日本の豊臣秀吉を彷彿させるような、そんなストーリーに心惹かれるまで数秒ともたなかった。弱き者が天下に向けて一心に努力していく、いわゆる成長物語は自分のテイストによくあっている。特に2人の志とその意志の強さに心打たれる。  白太太の預言によって指し示された運命。 人は誰しもなにか宿命を背負っている。それに従うか、逃げるかはその人次第。  特に春児は強い決断をした。なんと、老皇帝に近づくために、自らの手で逸物を切り落としチェンシンしたのだ。それまで、そのもののの行く道や残獄な未来、非業な仕打ちを見た上での決断だった。それもすべて、家族のため。私利私欲のかけらもない彼に頭も上がらない。  文秀も同じだ。普段は酒、女、悪事に手を伸ばして周りから見る自分を意識して、自分を取り繕ってきた数十年間。それは、家族のあたりの強さへの反動、そして実母から言われた「学問をしていればなにも怖いものはない」という言葉だった。それを胸に抱いて、幾度もなく大量の漢文を読み、勉強を続けてこれた文秀の熱意は何者にも変えられない。  まさに言葉の通り、いっときの我慢か、長年の努力か。2人は自らの大志に向けて、道を切り開き始めた。2人の運命がどのように交わっていくのか、そしてどのように国が変わっていくのか、これからの展開が楽しみだ。  また、漢文という漢字の羅列に苦手意識があった中学、高校生時代。しかし今読んでみると、その言葉の美しさ、孔子や孫氏、古事成語の数々に心や胸を打たれる。少しでも、その片鱗を掴めるように。古代の人々の考えや教訓を学べるように、一言一句読み進めていきたい。

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ほーく

(無題)

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4.2 2020年02月19日

広大な草原の中で貧しく母と妹ともに暮らす少年、春児。そして、学問に勤しみつつ、兄の火付け役として育てられてきた、文秀。 国家を変えていくことを夢見て2人がおりなす、清王朝末期の物語。  日本の豊臣秀吉を彷彿させるような、そんなストーリーに心惹かれるまで数秒ともたなかった。弱き者が天下に向けて一心に努力していく、いわゆる成長物語は自分のテイストによくあっている。特に2人の志とその意志の強さに心打たれる。  白太太の預言によって指し示された運命。 人は誰しもなにか宿命を背負っている。それに従うか、逃げるかはその人次第。  特に春児は強い決断をした。なんと、老皇帝に近づくために、自らの手で逸物を切り落としチェンシンしたのだ。それまで、そのもののの行く道や残獄な未来、非業な仕打ちを見た上での決断だった。それもすべて、家族のため。私利私欲のかけらもない彼に頭も上がらない。  文秀も同じだ。普段は酒、女、悪事に手を伸ばして周りから見る自分を意識して、自分を取り繕ってきた数十年間。それは、家族のあたりの強さへの反動、そして実母から言われた「学問をしていればなにも怖いものはない」という言葉だった。それを胸に抱いて、幾度もなく大量の漢文を読み、勉強を続けてこれた文秀の熱意は何者にも変えられない。  まさに言葉の通り、いっときの我慢か、長年の努力か。2人は自らの大志に向けて、道を切り開き始めた。2人の運命がどのように交わっていくのか、そしてどのように国が変わっていくのか、これからの展開が楽しみだ。  また、漢文という漢字の羅列に苦手意識があった中学、高校生時代。しかし今読んでみると、その言葉の美しさ、孔子や孫氏、古事成語の数々に心や胸を打たれる。少しでも、その片鱗を掴めるように。古代の人々の考えや教訓を学べるように、一言一句読み進めていきたい。

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カタッツ

父にすすめられて

starstarstarstar 4.0 2019年07月05日

浅田次郎は読んだことなかったのですが、8年ぐらい中国に赴任してた父にすすめられて読み始めました。 とにかく、登場人物の名前がややこしくて。。モチベーションが下がったりもしましたが、なんとか読み進めてるとどんどん面白くなってきます。 キングダムで宦官を見て、去勢とか昔はすごいことしてたんだなあと思ってたら、つい百何十年前まであったんですね。信じられない。

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