LAST

講談社文庫

石田 衣良

2005年8月15日

講談社

586円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

外国人窃盗団に雇われ、通帳から現金をおろす出し子の男が最後に打った手は(「ラストドロー」)。住宅ローンに押し潰されそうな主婦が選んだ最後の仕事とは(「ラストジョブ」)。リアルで凶暴な世界に、ぎりぎりまで追い詰められた者たちが、最後に反撃する一瞬の閃光を描く。明日への予感に震える新境地の連作集。(講談社文庫) もう、あとがない!でも明けない夜はない。 LAST RIDE/LAST JOB/LAST CALL/LAST HOME/LAST DRAW/LAST SHOOT/LAST BATTLE “現実”に押しつぶされそうになった7人の、予想もできない反撃! 外国人窃盗団に雇われ、通帳から現金をおろす出し子の男が最後に打った手は(「ラストドロー」)。住宅ローンに押し潰されそうな主婦が選んだ最後の仕事とは(「ラストジョブ」)。リアルで凶暴な世界に、ぎりぎりまで追い詰められた者たちが、最後に反撃する一瞬の閃光を描く。明日への予感に震える新境地の連作集。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2024年05月04日

追い詰められた人達の最後の一手。ピリオドのその先。 ラストライド→車と妻をかけてるのかなってすごい気になる。自分が助かる道を捨てる事ができるくらい強いのに、なんでここまで追い詰められたのか。 ラストジョブ→確かに犯罪ではあるんだけど…救いっていうのとはまた少し違う気がする。足が悪いから何かが変わるっていうのは偏見だし、誰でも快楽を追う権利はある。彼女は、その権利その物になったのかなって思う。 ラストコール→すごいホラーだった。いきなりノリが変わってびっくり。読み終わってから気付くけど、彼女にとってもラストコール、僕にとってもラストコールになったんだな。一つ思うのは、そういう仕事してたんだから仕方なくない?っていう。 ラストホーム→見える価値ではないものの話。ホームレスになって本当のホームを見つける。フリの爺さんの呼び方が、老人から彼になって、最後彼女になるのがすごい良かった。 ラストドロー→内臓みたいな子いたよね。エンターテインメント性があった。一発逆転の一人勝ち。 ラストシュート→すごい胸糞悪い。途中可哀想な人だな、みたいな同情誘ってるけど全然同情できない。フィリピンっていう地のリアリティ。 ラストバトル→底辺なりの世界があって、底辺なりの光が見える。切ないハッピーエンド。

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