母子草

どぶ板文吾義侠伝

講談社文庫

小杉健治

2006年10月31日

講談社

649円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

女と火遊びをした商家の旦那を威して小判をせしめ、駆け落ちした娘を連れ戻して手間賃を得る。普段は小間物商だが儲け話には食らいつく文吾は、同じ客を二度とらないという訳あり気な夜鷹の顔を見て息を呑んだ。ちょいと悪でも人情には厚い文吾が探り出したある“絆”とは?手練が放つ書下ろし時代連作集。

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