卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし

講談社文庫

宇江佐 真理

2007年7月13日

講談社

748円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

のぶちゃん、何かうまいもん作っておくれよー。夫との心のすれ違いに悩むのぶをいつも扶けてくれるのは、喰い道楽で心優しい舅、忠右衛門だった。はかない「淡雪豆腐」、蓋を開けりゃ、埒もないことの方が多い「黄身返し卵」。忠右衛門の「喰い物覚え帖」は、江戸を彩る食べ物と、温かい人の心を映し出す。

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