
十角館の殺人 <新装改訂版>
講談社文庫
綾辻 行人
2007年10月31日
講談社
946円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫) すべてはここから。清冽なる新本格の源流!大学ミステリ研究会の七人が訪れた十角形の奇妙な館の建つ孤島・角島。メンバーが一人、また一人、殺されていく。「十角館」の刊行から二十年。あの衝撃を再び! 本書は、カバーとほぼ同サイズの帯を含む帯付きのものがお手元に届く場合がございます。 帯は宣伝物の一部ですのでご指定いただくことはできません。」 プロローグ 第一章 一日目・島 第二章 一日目・本土 第三章 二日目・島 第四章 二日目・本土 第五章 三日目・島 第六章 三日目・本土 第七章 四日目・島 第八章 四日目・本土 第九章 五日目 第十章 六日目 第十一章 七日目 第十二章 八日目 エピローグ
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(無題)
日本ミステリ界に鮮烈な印象を残した“新本格”の幕開けを告げる一作であり、読者の認識を根底から揺さぶる作品です。 何よりも強烈なのは、「読者はずっと“ある前提”を無意識に信じ込まされていた」という構造的な仕掛け。これが明かされた瞬間、視界がひっくり返るような感覚に襲われ、思わず最初のページに戻りたくなる。巧妙でありながらフェア、そのバランスが見事です。 そして閉ざされた館という“孤島”のような舞台、独特な人物の呼称、重く沈む空気感――すべてが古典的なミステリへのオマージュでありながら、まったく新しい息吹を感じさせる。登場人物たちの心理や行動も人間的で、生々しい不安や葛藤が静かに滲んでいます。 「ミステリとは何か」「読者とは誰か」と問い直させるような、深く記憶に残る一冊です。 あなたはあの“転換点”に気づきましたか?
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王道なスタイルのミステリを読みたくて
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めくって一言どんでん返し
ある無人島に十角館という有名な館がある。その館に、ミステリーサークルの7人が合宿をする。 本土では、ミステリーサークルのOBたちに怪文書が届き、島と同時並行で謎を追っていく。 話は、話1日目。本土1日目。と進んでいくミステリー。 重要なのは筋書きではない、枠組みである。という言葉通り、最後の犯行の独白部分では、微調整しながら、殺人を進めていったことがわかる。 ポイントは、本当にたった一行で全てがわかるどんでん返しな一行(一発言)があること。めくった瞬間ある。「◯◯◯です。」 本ででしかあの衝撃は味わえない、ミステリーの醍醐味だと思う。正直その一言に鳥肌し、その一言が忘れられない。 エピローグのラストも良い。
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「十角館の殺人<新装改訂版>」 読了
新本格の先駆者、綾辻行人氏のデビュー作で「館シリーズ」の第1作。初刊1987年9月、文庫版1991年9月に刊行を全面改訂した新装改訂版である。 九州は大分県の東岸沖、無人島に建つ十角館で次々と仲間が殺される。一方本土では復讐を匂わす様な死者からの手紙が.......。連絡手段を絶たれた無人島が舞台のクローズド・サークル。 私が本書の旧版文庫本に出会ったのは1992年、就職して2年目だった。転勤で郊外に異動になり通勤途中の片田舎の駅、その改札のすぐ前に小さな本当に小さな本屋さんでの事である。当時あまり読書に興味がなかったが、この「十角館の殺人」の表題と表紙絵そして帯を見て電気が走った。帯には新本格ミステリー!期待の大型新人デビュー作!とあり一目惚れだった。それから綾辻行人著書にはまり新刊を楽しみにするようになった。それから幾年と過ぎ再び本書を手に取る事となる。再読するにあたり内容は一切覚えていなかった。 通信手段の途絶えた無人島での連続殺人はプロローグでも触れているように「英国のあの、高名な女流作家が構築したプロットのように───」とアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」をオマージュしながらも全く違う物になっている。物語は無人島である角島の十角館での進行と同時に本土では探偵役が死者からの手紙と半年前の事件の真相に迫ろうと同時進行で進んでいく。新本格ミステリー以前の探偵が足で稼ぐ情報収集やトリックを見せながらも不確実な多くの偶然を物語の肝に据え、登場人物そして我々読者をミスリードする手法は新本格ミステリーの醍醐味であり、幾年経っても色褪せず圧巻で見事である。犯人は犯行前から計画が100%上手いくとは考えておらず、柔軟に臨機応変に対応するとし、実際多くの偶然で不確実な事と真実が重なり合い真相に近づく事を拒んでいる。このような仕掛けの素晴らしさには唸ってしまう。 本編とは関係無い細かいところで遊び心があったり(探偵役の名前とか)するが、ひとつ気がついたのが登場人物が使っている「樺細工の煙草入れ」、樺細工は秋田県角館(かくのだて)の特産品であり、「角館」の綴りが「角島十角館」と類似しているのはやはり意図した事なのだろう。 新装改訂版では「衝撃の一行」を存分に生かす為、見開きページをめくる事で現れるレイアウトがなされている。この「衝撃の一行」での混乱と驚きを再び味わえた事は最高の喜びである。 新本格ミステリーの幕開け、綾辻行人氏のデビュー作にして数多の「館シリーズ」の第1弾。極上のミステリーを貴方に捧ぐ。 ✩✩✩✩✩ 5.0 「十角館の殺人<新装改訂版>」 目次 プロローグ 7 第 一 章 一日目・島 13 第 二 章 一日目・本土 73 第 三 章 二日目・島 118 第 四 章 二日目・本土 152 第 五 章 三日目・島 184 第 六 章 三日目・本土 240 第 七 章 四日目・島 249 第 八 章 四日目・本土 276 第 九 章 五日目 301 第 十 章 六日目 380 第十一章 七日目 403 第十二章 八日目 406 エピローグ 448 新装改訂版あとがき 454 旧版解説 鮎川哲也 464 解説 戸川安宣 472
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ayk
(無題)
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