死都日本

講談社文庫

石黒 耀

2008年11月30日

講談社

1,210円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

西暦20XX年、有史以来初めての、しかし地球誕生以降、幾たびも繰り返されてきた“破局噴火”が日本に襲いかかる。噴火は霧島火山帯で始まり、南九州は壊滅、さらに噴煙は国境を越え北半球を覆う。日本は死の都となってしまうのか? 火山学者をも震撼、熱狂させたメフィスト賞、宮沢賢治賞奨励賞受賞作。(講談社文庫) 各紙誌絶賛の超弩級クライシスノベル! 「精密予測 うなる専門家」--朝日新聞 「学者たちが舌を巻くリアルな描写」--毎日新聞 「破局を超えて、日本再生の道を示しているところがいい」--AERA 西暦20XX年、有史以来初めての、しかし地球誕生以降、幾たびも繰り返されてきた“破局噴火”が日本に襲いかかる。噴火は霧島火山帯で始まり、南九州は壊滅、さらに噴煙は国境を越え北半球を覆う。日本は死の都となってしまうのか? 火山学者をも震撼、熱狂させたメフィスト賞、宮沢賢治賞奨励賞受賞作。 「著者の石黒が、現在も未来もこの大火山列島に住む日本人のすべてに届けと鳴らした警鐘である。まちがいなく本書『死都日本』は、小松左京『日本沈没』(1973年)以来の国民的大災害小説(ディザスター・ノベル)として永く記憶されることになるだろう。」--<佳多山大地(文芸評論家) 解説より>

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古今東西の本棚

(無題)

starstarstarstar 4.0 2022年05月14日

本書は、東日本大震災前の2002年に刊行されました。石黒耀さんは医者で地震学については門外漢だったそうです。霧島火山帯が破局的噴火 (火山が噴火によって形を残さず吹き飛ぶ)によって日本が壊滅するという衝撃の内容と精緻な表現に地震学会を震撼させました。この絶望的状況に人々はどのように立ち向かうか...地震国である日本人必読の書かもしれません。

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