糸のさだめ

結わえ師・紋重郎始末記

講談社文庫

石月正広

2008年12月31日

講談社

639円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

江戸市中を悠々と練り歩き、町民の信頼と羨望を一身に集める神業結わえ師・紋重郎。彼は人と人を結ぶ糸、運命の綾が見えてしまうのだ。今回は、まだ年若い僧が庶民の救済を願い、生きたままで海へと命を擲つという補陀洛渡海の熊野へと誘われる。紋重郎は「定め」を変えることができるのか。

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