娼婦の眼 新装版

講談社文庫

池波 正太郎

2014年1月15日

講談社

924円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

江戸情緒の残る戦前の下町に生を享けた池波正太郎にとって、娼婦たちは身近な存在であった。昭和三十年代が舞台の本書は、著者には珍しい現代小説であり、その艶笑譚には彼の温かな人間観が見事に表われている。後に著す「仕掛人・藤枝梅安」などの時代小説群にも大きな関わりのある傑作を、ここに復刊。 「真暗闇」「絶対喋らない」変った2条件を出す客に気に入られたすみ江。自分と過した翌日は奇妙に勝てる力士に夢中になる加津子。妹の結婚で微妙に心がさわぐ万里子……。金の力を信じて男を頼らず、胸を張って自分を高く売る娼婦たちの、逞しく、しかも優雅に生きる姿をユーモアも交えて描く、筆者には珍しい現代小説の復刻版。 江戸情緒の残る戦前の下町に生を享けた池波正太郎にとって、娼婦たちは身近な存在であった。昭和三十年代が舞台の本書は、著者には珍しい現代小説であり、その艶笑譚には彼の温かな人間観が見事に表われている。後に著す「仕掛人・藤枝梅安」などの時代小説群にも大きな関わりのある傑作を、ここに復刊。 娼婦の眼 今夜の口紅 娼婦万里子の旅 娼婦すみ江の声 娼婦の揺り椅子 娼婦たみ子の一生 巨人と娼婦 乳房と髭 昼と夜 ピンからキリまで

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