ひそやかな花園
講談社文庫
角田 光代
2014年2月28日
講談社
836円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
幼い頃、毎年家族ぐるみでサマーキャンプをすごしていた7人。その思い出は輝かしい夏の大切な記憶だ。しかしキャンプは、ある年から突然中止になった。時は経ち、別々の人生を歩んでいた7人の中で一人が「あの集まり」の謎を探り始める。--このキャンプは何だったのか、なぜ突然なくなったのか。そして7人が再び会って衝撃の「真実」を知ったとき、彼らが選んださらなる道はーー。すべての命に祝福を捧げる物語。 私たちがいま、ここに生きているということ。生まれてきたということ。 『空中庭園』『八日目の蝉』『ロック母』『対岸の彼女』-- 家族、父、母、子、友を書き続けてきた著者だからこそ描けた、 角田光代の渾身作。 生まれてくる命のすべてに祝福を贈る、大切な物語。 幼いころに、毎年家族ぐるみでサマーキャンプをすごしていた7人。 7人の関係は、兄弟姉妹のようでもあり、ライバルでもあり、またそこにはほのかな恋心も芽生えていた。輝かしい夏の、大切な時間だった。 しかし、そのサマーキャンプは、ある年を境に突然立ち消えになっていた。 時は経ち、大人になった7人は、不安定な生活をどうにかしようとしていたり、成功していたり、悩みを抱えていたりーー別々の人生を歩んでいた。 そしてあるきっかけで、一人が「あの集まり」の謎を探り始める。 このキャンプはどんな集まりだったのか、なぜ突然なくなったのか。 そして7人が再び集まり、「真実」を知ったとき、彼らが選んださらなる道はーー 読後、必ず光を見る、すべての人に捧げる物語。 解説/平松洋子 プロローグ 第一章 第二章 第三章 第四章 エピローグ
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あおたん
深い
設定がとにかく魅力的でどうしても先が気になって、一気に読んだ。ヒミツの花園ならの、ひそやかな花園。 書き方も、主人公を短い間隔でどんどん回していって、上手いなと思った。 角田光代さんの小説はこれで三冊めだけど、どれも本当に面白い!面白くて、深い。そして女性作家さんなだけあって、女性のキャラクターたちがとにかく際立ってる。こんな女性いるよなー、こういう女性やだなー、だとか、同じ悩みに共感したり…特に、子供が欲しくても授かれないっている女性としてはもしかしたら、最大の悩みかもしれない、そんな女性が大体1人は登場している。 読んでいると、この世に生を受けること、更には愛する人を見つけ結ばれて、命を授かること、それらは本当に奇跡的なことなんだなって感じる。
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