
人類文明の黎明と暮れ方
興亡の世界史
青柳 正規
2009年11月21日
講談社
2,530円(税込)
人文・思想・社会
「文明」とは何か。なぜ必ず滅ぶのか。衰亡の原因はいつも繁栄のなかに隠れている 直立歩行のリスクが、ヒトに「文化」をもたらした。いくつもの絶滅を乗り越えて地球上に拡散した人類が、農耕というイノベーションを経て築いた多様な文明。シュメールからローマまで、その長大な歩みを通観し、現代文明が直面する危機を考察する。 ■ヒトの誕生から古代地中海世界まで。長大な文明史の「見取り図」。 著者の青柳正規氏は、35年以上、おもにイタリアの遺跡の発掘に携わり、文明を「手触り」で理解してきました。本書では、メソポタミアの最初の都市文明・シュメールや、従来の文明観に大きな変更を迫っている「古代アンデス文明」、著者自身が現在手掛けているローマ帝国の遺跡・ソンマ=ヴェスヴィアーナの最新成果など、文明・文化の「多様性」に着目し、人類の歴史の大部分を占める「古代」を通観します。 ■いくつもの絶滅を乗り越えて、人類は多様な社会と文明を生みだしてきた! 約600万年前、直立二足歩行へと移行した人類は、これまでにいくつものリスクを克服してきました。ホモ・エレクトゥスとホモ・サピエンスによる2度の「アウト・オブ・アフリカ」、現生人類に近い思考能力を持ちながら絶滅したネアンデルタール。私たちは、いかにして危機を乗り越え、環境に適応し、地球上のあらゆる陸地に拡散して、文明を築くようになったのでしょうか。 ■どんなに栄えた文明も必ず滅ぶ。現代文明が見失ったものとは? 「文明の進歩」を測る物差しは何か。現代人はなぜ、過去への時間認識が縮小し、「歴史」への感覚が鈍ってしまったのかーー。廃墟と化した遺跡には、私たちの現在を知り、未来を考えるヒントが隠されています。 序章 文明史を学ぶということ 第1章 ヒトから人類へ 第2章 農耕というイノベーション 第3章 文明の誕生 第4章 多様な文明の隆昌 第5章 古代地中海文明
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