就職がこわい

講談社+α文庫

香山 リカ

2008年2月21日

講談社

649円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

本当の原因と解決策 「なぜか内定が出ない」「就活をしたくない」若者心理を解き明かした名著、待望の文庫化! ●就活から早々にリタイアした ●できればずっと学生でいたい ●エントリーシートを書くのが“苦痛”、面接は“拷問” ●お金のために働きたくない ●自分にしかできないことをやりたい、でもそれが何かわからない 就職に希望を持てないばかりか、逃げ続けようとする若者たち。そこに潜む「もっと根本的な生き方の悩み」に気鋭の精神科医が“メス”を入れ、現実の解決方法を探る! 第一章 就職と不安 結局、自分なんか誰も必要としてくれないんです 無業という進路 就職をあきらめるまでの四段階 リタイア型の具体例 若者が抱く「不安」の定義 会社という戦場 自分がどうなるかわからない インターンシップで増す不安 ハッキリとした不安、曖昧な不安 でも、何をしたいかわからない 「就職試験は恐怖」 離職の理由も“人間関係” 就職活動がトラウマになる 友だちづき合いは“引き出し化” 回避される職業決定 自己効力感という自信 「いつか」を待ち続ける若者たち 疲れやすい学生が増えている あくまで自分に合ったペースで? 大事なのは「自分らしい生活か」 第二章 『絶対内定』にすがる若者 あれ、あの気分の高まりは何だったのだろう? 学生をやる気にさせるためには 職業探しは自分探し 夢探し=就職 名指しされてわきたつ「高揚感」 自己催眠状態の必要性 熱狂の嵐が過ぎ去ったあとには 受け入れたら勝ち組なのか 第三章 就職を遠ざける五つの病理 お金のためには、働きたくない 1就職と解離 バブル崩壊と無業者と解離性障害 サバイバル術、適応としての解離 2就職と短絡 理解されない「まわり道」 3就職と自己愛 「私は特別」なはずなのに…… 4就職と万能 5就職と“自分探し” 晩婚化問題と就職の共通点 自分探しを勧める危険性 第四章 「女であること」と就職未満 女の子っぽい仕事に就いて、早く結婚したい ジェンダーフリーの世の中は幸せか 女なんだから女らしいのはあたりまえ 女らしさが進路選択を狭めるまで 第五章 就職問題の背景 この仕事は、私でなくても誰でもできる 決められない、考えてない、仕方ない 悪いのはどっちだ 「私だけへのメッセージ」を求めて “その他大勢”感──少子化時代なのに どこかに「私だけにしかできないこと」が?──オンリーワン幻想 第六章 打つべき手があるとすれば あなたは人生のエキストラでは絶対にない 仕事はすべてを解決してくれない 自立を阻む親のエゴ ひとりひとりに届くメッセージとは おわりに

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