証言 零戦 生存率二割の戦場を生き抜いた男たち

講談社+α文庫

神立 尚紀

2016年11月18日

講談社

946円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

1941年12月8日、真珠湾攻撃に参加し、1945年8月18日の日本海軍最後の空戦まで戦い抜いた歴戦の搭乗員は、その日、まだ25歳だった。戦死率8割という消耗戦を生き残った若者たちは、あの戦いの最中に何を思い、戦後の混乱のなかでどのように生き抜いていったのか。150人以上の搭乗員たちにインタビューしたジャーナリストによる、平成の若者の祖父たちの激闘と苦闘の記録である。 ベストセラー『永遠の0』の参考文献筆頭に上げられている、神立尚紀氏の『零戦 最後の証言』が刊行されてから15年。戦中、命を懸けて戦い、多くの戦友を失い、多くが自らの傷を負った零戦搭乗員たちは、戦後の価値観の転換に戸惑い、固く口を閉ざしていた。その彼らに真摯に向き合い、閉ざされた心を開いていった神立氏が集めた貴重な証言を元に、波乱の時代を生きた男たちの人生を描く決定版。日中戦争初期、零戦初空戦で敵機を撃墜した名パイロットから、真珠湾攻撃、ミッドウェイ海戦を戦い抜き、終戦の日当日まで米軍爆撃機の迎撃に向かった者まで、零戦搭乗員として、あの過酷な戦争を戦い抜き、徒手空拳から戦後の混乱を生き抜いた、平成の若者の祖父たちの激闘と苦闘の記録である。 第一章 三上一禮 「零戦初空戦」で撃墜した宿敵との奇跡の再会 第二章 田中國義 「日本海軍一」と言われた、叩き上げ搭乗員のプライド 第三章 原田要 幼児教育に後半生を捧げたゼロファイター 第四章 日高盛康 「独断専行」と指揮官の苦衷 第五章 小町定 真珠湾から海軍最後の空戦まで、大戦全期間を戦い抜く 第六章 志賀淑雄 半世紀の沈黙を破って 第七章 吉田勝義 豪州本土上空でスピットファイアを圧倒し続ける 第八章 山田良市 ジェット時代にも飛び続けたトップガン

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