超高齢社会の基礎知識

講談社現代新書

鈴木 隆雄

2012年1月18日

講談社

814円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

少子高齢化が叫ばれて久しいが、高齢者の身体的特徴や健康度をどれだけ把握しているといえるだろうか。著者は長寿研究の代表的機関に長らく勤務し、世界的調査研究にも従事してきた経験から、高齢者という集団の特徴を科学的に明らかにしていく。医療技術が進歩しても、ヒトは必ず死ぬ。死を前提にしたうえで、著者は、これまでの病気を完全に治癒する医療のありかたから、地域社会で支え癒す福祉への転換を促す提言をおこなう。 世界に冠たる長寿大国ニッポン。少子高齢化が叫ばれて久しいが、その傾向には拍車がかかる一方で、2030年には4人に1人が65歳以上の高齢者という社会になると予測され、医療・福祉関係者のみならず、高齢者にかかわる諸問題は社会にとって喫緊の問題となっている。 しかしながら、われわれ社会は、その高齢者の身体的特徴や健康度をどれだけ把握しているといえるだろうか。 著者は、日本における長寿研究の代表的機関に長らく勤務し、世界的調査研究にも従事してきた経験から、近未来における高齢者という集団の特徴を科学的に明らかにしていく。科学的な裏づけがなければ、ときの政権によってコロコロ変わる医療・福祉制度にも、適切な批判などできないからだ。 いくら医療技術が進歩しても、ヒトという生物種としての限界寿命は必ず存在する。当たり前だが、ヒトは必ず死ぬのである。死を前提にしたうえで、著者は、これまでの病気を完全に治癒する医療のありかたから、地域社会で支え癒す福祉への転換を促す提言をおこなう。 第一章 2030年超高齢社会のニッポン 第二章 寿命と健康の変化 第三章 病気予防と介護予防 第四章 老化について科学的に議論するために 第五章 予防の先にあるもの 第六章 超高齢社会に挑む

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