藤原道長の日常生活

講談社現代新書

倉本 一宏

2013年3月15日

講談社

968円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたる事も無しと思へば」--栄華をきわめた人物の知られざる実像に迫る! 平安貴族の過酷な政務とは? 下級官人、女官たちの人心を掌握する術とは? 物忌、穢、怪異、怨霊といかに向き合ったか? 権力者が綴った世界最古の自筆日記から、その日常や内面を探り、平安という時代の精神を読む一冊。 序 章 道長と『御堂関白記』  1 道長の略歴/2 『御堂関白記』とは 第一章 道長の感情表現 第二章 道長の宮廷生活  1 人事と政務/2 儀式について/3 贈与と貸与/4 国際関係 第三章 道長と家族  1 入内する姫たち/2 二人の妻と子女たち 第四章 道長の空間  1 内裏/2 邸第と別業/3 寺社 第五章 京都という町  1 災害/2 京都事件簿 第六章 道長の精神世界  1 信仰/2 夢想/3 物忌と触穢/4 怪異/5 物怪と怨霊/6 病悩と治療/7 出家・死・葬送 おわりに 道長の実像

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