小林秀雄全文芸時評集(上)

講談社文芸文庫

小林秀雄(文芸評論家)

2011年7月31日

講談社

1,760円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会 / 文庫

懸賞評論「様々なる意匠」二席入選の翌年(昭和五年)、「アシルと亀の子」で、文芸時評家として文壇に登場した小林秀雄。当時隆盛を極めたマルクス主義文学の観念性を衝き、また心理小説、私小説、行動主義等、あらゆる文学潮流にも与することなく、孤高を持し、本質的で独創的な論を展開。そこには個々の作品を論じつつも、批評という行為それ自体を問う、“近代批評”誕生のドラマがあった。

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