黄金の時刻の滴り

講談社文芸文庫

辻 邦生

2017年1月28日

講談社

2,090円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

夢中で読んできた小説家や詩人の生きた時に分け入り、その一人一人の心を創作へと突き動かし、ときに重苦しい沈黙を余儀なくさせてきた思いの根源に迫る十二の物語。それは「黄金の時刻」である現在を生きる喜びを喚起し、あるいは冥府へと下降していく作家の姿を描き出す。永遠の美の探求者が研き上げた典雅な文体で紡ぎ出す、瑞々しい詩情のほとばしる傑作小説集。 今を生きる。 死を想う。 トーマス・マン、ヘミングウェイ、カフカ、スタンダール、トルストイ、漱石、 モーム、エミリ・ディキンスン、ゲーテ、リルケ、ヴァージニア・ウルフ…… 東西の文豪たちの人生を垂直に貫く創作への熱情の核心 〈内容紹介〉 夢中で読んできた小説家や詩人の生きた時に分け入り、その一人一人の心を創作へと突き動かし、ときに重苦しい沈黙を余儀なくさせてきた思いの根源に迫る十二の物語。それは「黄金の時刻」である現在を生きる喜びを喚起し、あるいは冥府へと下降していく作家の姿を描き出す。永遠の美の探求者が研き上げた典雅な文体で紡ぎ出す、瑞々しい詩情のほとばしる傑作小説集。 聖なる放蕩者の家で 永遠の猟人 丘の上の家 黄昏の門を過ぎて 小さな食卓で書かれた手紙 黄金の時刻の滴り 青空の彼方へ わが草原の香り 竪琴を忘れた場所 花々の流れる河 オリガの春 野分のあと あとがき 解説  中条省平 年譜  井上明久 著書目録  井上明久

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