
侍従長の回想
講談社学術文庫
藤田 尚徳
2015年3月11日
講談社
1,320円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
2014年における史学界最大の話題は『昭和天皇実録』の完成でした。天皇裕仁の一生と「昭和」という時代をいかに描き、評価するか……。この点において『実録』編纂者の苦心は並々ならぬものがあったと思われます。同時にこれを読む側も眼光紙背に徹する必要があります。そのためにもマッカーサーとの会見など『実録』の資料ともなった本書『侍従長の回想』はきわめて重要なものです。多くの読者の目に触れることを願います。 著者の藤田尚徳は海軍大将であり、サイパン陥落後の1944(昭和19)年8月から極東国際軍事裁判が開廷する1946(昭和21)年5月まで侍従長の任にありました。「聖断」に至るまでの天皇の懊悩、重臣たちの動き、玉音放送に至るまでなど、その回想は天皇の側近に侍していた人物でなければ知りえない秘話に満ちています。なかでもクライマックスは1945(昭和20)年9月27日、虎の門の米国大使館における昭和天皇とマッカーサーとの会見です。 2014年における近代史学界最大の話題は『昭和天皇実録』の完成でした。天皇裕仁の一生と「昭和」という時代をいかに描き、評価するか……。この点において『実録』編纂者の苦心は並々ならぬものがあったと思われます。同時にこれを読む側も眼光紙背に徹する必要があります。そのためにも『実録』の資料ともなった本書『侍従長の回想』はきわめて重要なものです。多くの読者の目に触れることを願います。 空襲下の四方拝 酒と侍従 天皇、軍を叱る 和平に動く吉田茂氏 天皇の終戦秘密工作 陽の目を見た近衛上奏文 御意志に遠い重臣の奏上 皇居炎上す 意中の人、鈴木首班 挫折した近衛特使 聖断下る 再び聖断を仰ぐ 録音盤争奪事件 慟哭、二重橋前 天皇、マ元帥会談への苦慮 近衛公自殺への私見 異例、天皇の心境吐露 人間宣言と退位をめぐって
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