聖者の凶数 警視庁殺人分析班
講談社文庫
麻見 和史
2016年1月15日
講談社
770円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
顔と両腕を損壊された遺体が見つかった。手がかりは、遺体の腹に記された謎の数字と、狩りの守護聖人のカードだけ。連続殺人を予測した如月塔子ら警察の捜査もむなしく、第二の事件が発生。またも記された数字は、犯人からの挑発なのか。謎と推理の応酬の果てに彼女らが辿りついた、残酷で哀しい真相とは。
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(無題)
犯罪の未然防止はむずかしいが、再発防止なら…という塔子の思いと行動は尊い。罪を赦す心がなくてはできないから。いつものように猟奇連続殺人の捜査は本当に地道で気の遠くなるほどの労力。試行錯誤しながらの鋭いひらめきはさすが。鷹野組は今回も活躍。凶数の謎、聖者とは誰か。愛する者のために行われる復讐と自己犠牲。メリークリスマス!平和を守る刑事たちに祝福がありますように。
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