
燃える部屋(上)
講談社文庫
マイクル・コナリー / 古沢 嘉通
2018年6月14日
講談社
968円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
ボッシュはあらたな相棒として、若き新米女性刑事ルシア・ソト(28歳)と組むことになった。ソトはメキシコ系アメリカ人で、四人の武装強盗と対峙して二人を撃ち倒した事件で有名になり(その際、相棒は殉職した)、刑事に昇進し、未解決事件班に配属されたのだった。今回、ふたりが担当するのは、十年まえに銃撃され、体に残った銃弾による後遺症で亡くなったばかりの元マリアッチ・ギタリスト、オルランド・メルセドの事件。 2014年、定年延長制度の最後の年をロス市警本部強盗殺人課未解決事件班で迎えようとしているボッシュは、あらたな相棒として、若き新米女性刑事ルシア・ソト(28歳)と組むことになった。ソトはメキシコ系アメリカ人で、四人の武装強盗と対峙して二人を撃ち倒した事件で有名になり(その際、相棒は殉職した)、刑事に昇進し、未解決事件班に配属されたのだった。 意欲と向上心にあふれたソトを優秀な刑事になるとボッシュは見こんで、育てようとする。 今回、ふたりが担当するのは、十年まえに銃撃され、体に残った銃弾による後遺症で亡くなったばかりの元マリアッチ・ギタリスト、オルランド・メルセドの事件。
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toruo
(無題)
出たら必ず買う、から、出たら必ず読む、になってしまったけどもそれでも楽しみな作家の主要なシリーズである刑事ボッシュもの。邦訳では17作目。正直なところこのシリーズについては、長く続くシリーズの常で緊張感が無くなったというか...アメリカの国民性なのか彼の国で長く続くメジャーなシリーズものはパーカーのスペンサーやブロックのスカダーのように円満な家庭とか幸せな家庭に落ち着いていき、ひりつくような感じというかテンションが落ちていくような気がする。残念ながらボッシュのシリーズも同様で、悲惨な生い立ちとベトナムの経験からかなり影のある男だったボッシュもなんとなく普通の初老の男になってしまった感があるのだが...。とういうところで本作。 定年延長制度を利用してロサンゼルス市警で未解決事件を担当している主人公、本作では注目の新人であるラテン系の女性刑事とコンビを組んで、かって狙撃され半身不随となった男が亡くなって生きている間に取り出せなかった銃弾が取り出せたことからそれを元に捜査を開始する。一方で女性刑事のトラウマとなっている放火事件も手がけることにし、2つの事件を追っていくのだが、という話。近年のボッシュものでは出色の出来との触れ込みだったのだが...確かに構成や展開は見事なのだけどなんとなくスムース過ぎるというか。全盛期の作品とは比べようもないが、それでも出たら必ず読むことに変わりはないだろう...特に今回の終わり方が次作を気にせずにはいられない形だったし。あのボッシュもの、と思わなければかなり面白かったことも事実。今回新たに登場した女性刑事を主人公とした新たなシリーズも始まったということでこちらも楽しみ。
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