
珠玉の短編
講談社文庫
山田 詠美
2018年6月14日
講談社
704円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
恋愛、友情、自尊心ーー人間の欲望の行き着く先は、グロテスクでブラックで愛おしい!主人公の奈美は、孝一と虹子という夫婦と親しくしている。しかし、孝一が出張中の雨の日を境に、三人の関係は歪み始める。川端賞受賞作「生鮮てるてる坊主」や“珠玉”という惹句に取り憑かれてた作家・夏耳漱子。やがて頭の中で珠玉たちが地位向上と種の保存を騒ぎ出し……!? 表題作「珠玉の短編」など、短篇小説の名手が贈る11編の絶品。 恋愛、友情、自尊心ーー人間の欲望の行き着く先は、グロテスクでブラックで愛おしい! 主人公の奈美はある夫婦と親しくしているが、その妻の虹子よりも、夫の孝一の方に深い友情を感じている。奈美と孝一は、頼りなく不安定な虹子の面倒をみているつもりだ。虹子にまつわる問題を二人で解決することで、二人の親密度は増していく。しかし、孝一の出張中の雨の日を境に、三人の関係は歪み始める。友情と肉体関係ーーそして今まで見ていた世界は、音をたてて崩れていく。川端賞受賞作「生鮮てるてる坊主」 神戸美子は幼い頃からありとあらゆる悪意を一身に受けてきた。中学の時、積年の恨みは念となりついに同級生の男子を襲う。世にも稀な復讐の才能を手に入れた美子は、教祖と信者を兼任するひとり宗教「みこちゃん教」を設立するが……。「自分教」 スプラッタ描写に定評がある作家・夏耳漱子は、自作に最も似つかわしくないはずの「珠玉」という惹句に取り憑かれてしまった。やがて頭の中で珠玉たちが地位向上と種の保存を騒ぎ出して…!? 表題作「珠玉の短編」 短篇小説の名手が贈る、川端賞受賞作を収録した11編の絶品。 サヴァラン夫人 珠玉の短篇 箱入り娘 自分教 生鮮てるてる坊主 骨まで愛して・・みた 命の洗濯、屋 蛍雪時代 虫やしない 鍵と鍵穴 100万回殺したいハニー、スウィート ダーリン 言葉用重箱の隅つつき病ーーあとがきにかえて
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