現代経済学の直観的方法

長沼 伸一郎

2020年4月9日

講談社

2,640円(税込)

ビジネス・経済・就職

ビジネス書大賞2020 特別賞(知的アドベンチャー部門)受賞! わかりやすくて、おもしろくて、そして深い。 世界の状況が刻々と変わる現在、 文系理系問わず、経済を知らずに世の中を知ることはできない。 そんな時代に「経済をなんとなく避けてきた」読書人におすすめ。 かつて『物理数学の直観的方法』で理系世界に一大センセーションを巻き起こした著者による、 この一冊で資本主義の本質をガツっと直観的につかむ、 どこにもなかった経済書。 西成活裕氏(東京大学大学院教授 『渋滞学』『とんでもなく役に立つ数学』著者) 「私は30年前にこの本のベースとなる論考に出会い大きな衝撃を受けた。 経済の『非』成長モデルのヒントがここにある。SDGsを目指す中で、 我々はどのように生きればよいか迫ってくる本書は、 万人に読んでいただきたい一冊である」     ・資本主義とは ・インフレとデフレのメカニズム ・貿易が拡大する理由とは? ・ケインズ経済学とは何か? ・貨幣の本質とは? ・なぜドルは強いのか? ・仮想通貨(暗号資産)とブロックチェーンとは何か? そして、 ・資本主義社会の最大の問題点と、その解決のヒント 私たちが生きる現代資本主義社会の本質とその問題、行く末を理解する一冊! (目次) 第1章 資本主義はなぜ止まれないのか   第2章 農業経済はなぜ敗退するのか  第3章 インフレとデフレのメカニズム 第4章 貿易はなぜ拡大するのか  第5章 ケインズ経済学とは何だったのか  第6章 貨幣はなぜ増殖するのか  第7章 ドルはなぜ国際経済に君臨したのか  第8章 仮想通貨とブロックチェーン  第9章 資本主義経済の将来はどこへ向かうのか

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Readeeユーザー

理系的視点から解説する経済

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3.5 2020年07月25日

理系の視点で経済の基礎をわかりやすく解説。単純化した図式が多用されておりイメージが沸きやすい。また経済やそれに付随する歴史、哲学、文化等の視点も斬新なものが多く興味深い内容である。資本主義が止められず拡大を宿命ずけられたシステムであり、結局それは人間のある種の退化や劣化ともいえる「縮減」という概念に付随不可避であり、それを乗り越えるだけの「大きな物語」が必要であるというのは納得。ただそれがなにかなのは人類が知恵を絞って考えてくしかないんだろう。過去の文化や体制には「縮減」を回避する制度や習慣などが盛り込まれており、やはり人間はいつの時代もそれほど賢くなく、それを補完する共同体や保守思想、というのは重要だろう。

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