会社がなくなる!

講談社現代新書

丹羽 宇一郎

2021年9月15日

講談社

924円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 新書

「こんな世の中で、自分は、自分の会社は 今のままやっていけるのだろうか」 そう不安に思っている人は少なくないでしょう。 やっていけませんーーそれが私の答えです。 どうすれば世界に誇れる人材・組織になれるのか? 本書は、過去や世界に視野を広げながら、 将来の見取り図を描くことが狙いです。 ・・・・・ ■ すぐそこにある「コロナ以上の危機」 ■ 会社が成長し続けるために必要なこと ■ 命とカネ、どちらが大事か? ■ 「SDGs」「ESG」の看板にだまされるな! ■ 会社にとって大事なのは「中身」と「実行力」 ■ いまの株高は「ゴルディロックスのスープ」 ■ 韓国よりも低い日本の平均年収 ■ 株主第一主義から脱却せよ ■ 会社の本質とは何か ■ いまこそアダム・スミスに戻るべき理由 ■ 日本が誇るべき「伝統的な商売哲学」とは? ■ 脱成長経済なんてありえない ■ GAFAも長くは続かない! ■ これから世界を支配するのは中小企業 ■ ダウ採用銘柄に見る企業の栄枯盛衰 ■ 今後は大企業の中小企業化が進む ■ 人材とアイデアをヨコにつなげて最適化せよ ■ いつまで上座・下座にこだわっているのか! ■ 社外取締役のウソ ■ DXでもタテ型社会は変わらない! ■ アメリカと中国、真の覇権国はどっちか? ■ 米中衝突時代に求められる日本企業の役割 ■ 中国を封じ込めることはできない ■ 米中は共存共栄せざるを得ない ■ 根深い白人至上主義 ■ 人口逆転に対する白人の恐怖心 ■ 中国は分裂していく方向に進む ・・・・・ 以上のように、本書が扱っているテーマは、 ウィズコロナ社会、資本主義の変遷、 会社の栄枯盛衰、日本企業のタテ型社会、 米中新冷戦……と多岐にわたります。 会社と仕事をめぐっても課題は山積しています。 いっこうに上がらない給料の手取り、 あとを絶たない不祥事、 創業やイノベーションの遅れ……。 そうした問題意識を中心に据え、 これから日本の会社と私たちの仕事が どんなふうに変わっていくのか、 あるいは変わっていかざるをえないのか。 会社大変革の時代を私なりに予測し、 ともに考えていきたいと思います。 これからは、変わる勇気と覚悟を持った 組織だけが生き残り、 これからの世界を支配する! 序章 すぐそこにある「コロナ以上の危機」--会社が成長し続けるために必要なこと 第1章 「SDGs」「ESG」の看板にだまされるな!--会社にとって大事なのは「中身」と「実行力」 第2章 GAFAも長くは続かない!--これから世界を支配するのは中小企業だ 第3章 いつまで上座・下座にこだわっているのか!--「タテ型組織」を変革して会社を新生せよ 第4章 アメリカと中国、真の覇権国はどっちか?--米中衝突時代に求められる日本企業の役割 終章 中小企業が世界を翔ける!--「信用・信頼」こそ日本の力

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こうゆう

組織に属しながら個のスキルを磨き、世界に出て行かないといけないことを感じさせる本(売却)

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2.4 2023年05月07日

大企業もジョブ型アサインや副業制度が導入されて来ており、個人の活躍がより重要になる。 ・これまでの縦割組織は崩れていく。 ・この環境下で日本人は、元からの強みである信用・信頼を重視し、世界にまたがって利他の心を持つことが重要。 ・本書と関係ないが、英語勉強のモチベーションが高まった 【筆者気づき】 ・誠意もって仕事にのぞむ日本人の気質は大事とあらためて実感。 ・ジョブ型になれるため、文化が違うメンバーとの仕事を増やす。いずれは海外へ。

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Readeeユーザー

変わるのは人間自身

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3.2 2021年09月20日

伊藤忠社長・中国大使を努めた著者の世界の今後について。激変してゆく時代の中で経営方針はさまざま喧伝されるが結局それを実行する人間が変わらないと何も変わらないというのは納得。またカースト制度やキリスト教原理主義などと日本の縦社会を同列の文化的障壁とみなす視点は興味深い。時代を変えてゆくのは変化に適応したZ世代だろう。

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