
内務省 近代日本に君臨した巨大官庁
講談社現代新書
内務省研究会
2025年4月24日
講談社
1,650円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
なんだ? この怪物は…… 現在の警察庁+総務省+国土交通省+厚生労働省+都道府県知事+消防庁… あまりに大きすぎたために、全体像をつかむことができなかった内務省。 気鋭の研究者たちが集結し、その歴史から組織・人までがわかる決定版がついに誕生! 民主主義の敵か、近代日本の立て役者かーー。人々の生活全般を所管し、他の省庁を圧倒した「省庁の中の省庁」は、いかに生まれ、いかに衰退していったのか。近代日本の政治と行政のあゆみを辿りながら、現代日本の淵源ともいうべき巨大すぎる官庁の実像を描き出す。 この省庁を知らずして、近代日本は語れない! 本書の内容 はじめにーーなぜ、今、内務省を取り上げるのか 清水唯一朗 序 論 内務省ーー政治と行政のはざまで 清水唯一朗 通史編 第一章 「省庁の中の省庁」の誕生ーー明治前期 小幡圭祐 第二章 内務省優位の時代ーー明治後期〜大正期 若月剛史 第三章 政党政治の盛衰と内務省ーー昭和戦前期 手塚雄太 第四章 内務省の衰退とその後ーー戦中〜戦後期 米山忠寛 テーマ編 第一章 近代日本を支えた義務としての「自治」--地方行政 中西啓太 第二章 戦前の「国家と宗教」--神社宗教行政 小川原正道 第三章 権力の走狗か、民衆の味方かーー警察行政 中澤俊輔 第四章 感染症とどう向き合ってきたかーー衛生行政 市川智生 第五章 河川・道路政策の展開と特質ーー土木行政 柏原宏紀 第六章 救貧・慈善から「社会事業」へーー社会政策 松沢裕作 第七章 内務省の議会史?--内務省と帝国議会 原口大輔 第八章 国民統合をめぐる攻防ーー内務省と軍部 大江洋代 第九章 災害を防ぐ、備えるーー防災行政 吉田律人 第十章 省内外にひろがる土木技術者のネットワークーー港湾行政 稲吉 晃 コラム 1 内務省の官業払下げ 谷川みらい 2 内務省の人事と官僚の生き様ーー水野錬太郎と福原鐐二郎 松谷昇蔵 3 選挙権なき女性の政治参加ーー政治家の妻の視点から 手塚雄太 4 内務省とそのアーカイブズ 下重直樹 5 「人見植夫」--雑誌『斯民』に登場したシドニー・ウェッブ 白木澤涼子 6 府県課長のイスにこだわった井上友一 木下順 7 文化・芸術と検閲ーー演劇検閲のあり方から 藤井なつみ 8 社会の発見ーー田子一民 渡部亮 9 内務省出身者と政治教育 西田彰一 10 内務省と植民地 李炯植 11 北海道と沖縄 塩出浩之
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