隠れ里乱世伝(4)
集英社スーパーファンタジー文庫
藤川桂介
1992年8月1日
集英社
448円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
下の城で開発中だった新兵器「火薬玉」が完成した。開発を担当していた立川剛之進たちは鼻高だか。だが、この火薬玉をめぐって、祢津の城内では大きく意見が対立することになった。近隣の領主と協力して国の安泰をはかってきた祢津だったが、火薬玉が大量に生産されれば、この乱世に覇をとなえることも可能なのだ。可奈は悩む、祢津のために喜ぶべきか。しかし、戦いになれば、大勢の民の命が失われてしまう。大きくゆれる可奈の心は、彼女にある能力を呼びおこすことになった。
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