血染雪乱(ゆきみだれ)

暗夜鬼譚

集英社スーパーファンタジー文庫

瀬川貴次

1995年11月30日

集英社

481円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

深雪に文を送る者が現れた。自分と交流のある、ちょっと変な人物と言われても、夏樹には思いあたらない。文使いに来たかわいらしい少年・真角の話から彼の兄の賀茂の権博士だったと知った夏樹は、好奇心もあって、権博士の真意をそれとなく探ってほしい、という深雪の依頼を引き受ける。一方、都の魔所のひとつ、河原の院を一夜の宿とした旅の夫婦が、鬼と遭遇し、妻の方が血を吸いつくされて殺された。残された夫は弘季の親友。彼に頼まれ、夏樹は河原の院の鬼退治に同行する。

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