
後宮の烏 2
集英社オレンジ文庫
白川 紺子 / 香魚子
2018年12月18日
集英社
682円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
圧倒的中華幻想譚、衝撃のシリーズ第2巻! 後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、 「烏妃」(うひ)と呼ばれる特別な妃が住んでいる。 漆黒の殿舎のなかでひっそりと暮らし、外に出てくることはめったにない。 彼女は不思議な術を使い、憎い相手の呪殺から招魂、祈祷、失せ物さがしまで、 なんでも引き受けてくれるともっぱらな噂だった。 後宮で生きながら、けして帝のお渡りのない妃。 そして、けして帝の前でひざまずくことのない妃。 ーーそれが烏妃だった。 しかし、それが意味するところを知る者は、ほとんどいない。 当代の烏妃として生きる寿雪は、先代の言いつけに背き、 侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。 烏妃とは、なにも望まず、ひとを遠ざけ、ただひとりでいるものだからだ。 そんな彼女のもとに、今夜も「頼み事」のために訪ねてくる人がいる。 ある少年宦官は、自分と同じ年頃の宦官の幽鬼が現れるという。 入水して死んだ、かつて仕えていた妃の幽鬼を弔ってほしいと老宮女はいう。 古い布作面には男の幽鬼が取り憑いている、という気味の悪い話もある。 そしてある夜、後宮で起きた凄惨な事件は、 寿雪が知る由もなかった驚愕の真実をもたらすことになる、がーー。 烏妃をしばる烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)とは何か? 烏漣娘娘がおそれる「梟」(ふくろう)とは一体誰なのか? 烏妃の孤独と運命を知ることとなった皇帝・高峻はーー。
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烏妃の物語。第2巻!ますます物語は面白くなる。
「後宮の烏」を読了後、すぐ読み始めた。烏妃が解決した事件(?)をきっかけに、彼女の周りに人が集まってくる。孤独でなければならない烏妃だが、様々な人と関わっていく。 この物語には、ハマる要素が揃っていると思う。 ①主人公が謎めいている。(前王朝の子孫というだけではなさそう。) ②主人公が葛藤しながら成長していく。 ③主人公を支える仲間がどんどん増えて、しかも個性的である。 ④呪術や謎解きなどの非日常性がある。 ⑤後宮という舞台がら、豪華な衣装や食べ物で読者を惹きつける。 しかもまだまだ、烏妃が抱えている謎が次の作品に続く予感があり、ついつい次の作品も買ってしまうのである。
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