後宮の烏 6
集英社オレンジ文庫
白川 紺子 / 香魚子
2021年8月20日
集英社
660円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
寿雪の銀髪が、衆目にさらされた。その銀髪こそが、前王朝の血を引く証だった。高峻が策をもって隠してきた寿雪の秘密がしられてしまったのだ。 同時に、柳寿雪は化け物を退治した美しき巫婆だという評判も城下に広がり始めていた。だが寿雪本人の魂は何処かへとってしまい、その肉体に宿り動かしているのは“烏"だった。 そして騒動のさなか、衣斯哈の行方も不明となり、白雷と隠娘もともに姿を消していた。寿雪の命を守れるかどうかの瀬戸際に立っているーーそう考え冷たい汗をにじませる高峻。 状況は緊迫の度合いを高めていく中、寿雪の魂を呼び戻すためには血縁者の存在が不可欠だという情報がもたらされるが……? 物語は新たな局面へ。圧倒的中華幻想譚、緊迫の第6巻!
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ナミ
宮城内の話から世界は広がる
妃嬪たちの相談事を解決して来た妃嬪であったが、皇帝は烏妃こそ救われるべきだと考え、結界を破る決心をする。幽宮にたどり着かず回廊星河を彷徨っている烏妃を呼び戻す為に烏妃の血縁者を探す。
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