女性はどう学んできたか

卑弥呼から江戸庶民の女まで

集英社新書

杉本苑子

1999年12月31日

集英社

748円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

女性が学ぶことは、現在では珍しくもなく当たり前。日本の教育制度がととのって、子供たちすべてに「教育を受ける権利」が保障されてから、わずか五十年余。しかし三世紀半ば頃、日本独自の文字のなかった時代、邪馬台国の女王・卑弥呼は、民衆の上に君臨し、なんと隣国・魏の言葉に堪能だったらしいのです。聖武天皇の皇后・光明子は、中国の女傑・則天武后の著した「維城典訓」を、紫式部は漢籍を読んでいたのです。…歴史小説家が自由自在に想像力を駆使し、リズミカルな文章で綴る女性と学問の通史。

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