ぼくの青春映画物語

穏やかな一日を創造するために

集英社新書

大林宣彦

2000年11月30日

集英社

770円(税込)

エンタメ・ゲーム / 新書

古里の尾道を中心に映画を撮り続けてきた著者は、日本映画界の中でも独自の視線を持っている。それは尾道という小さな町を大切にすることで世界が見え、自分の少年時代を活かすことで、現在や将来を創造し得る、という考えである。だからこそ、やさしい言葉で語られる少年時代の思い出が、同時にするどい文明批評にもなってくる。映画を見ることで人々が幸福になってほしいと願う青春映画の第一人者の、映画への限りない愛をこめたヒューマン・エッセイ。

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