親鸞

悪の思想

集英社新書

伊藤益

2001年8月31日

集英社

814円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

「善人なほもつて往生を遂ぐ。いはんや、悪人をや」日本思想史において、もっも著明な言説ともいえる親鸞の言葉である。でも、なぜ「善人」ではなく「悪人」なのか。親鸞の弟子唯円によって記された『歎異抄』の中のこの一節を、筆者は、おのれの存在論的悪に目覚めた人間が「悪人」なのだ、ととらえる。他者を排除し犠牲にすることによってしか生きられない自分が「いま」「ここ」に在ることの申し訳なさを自覚すること。この澄み切った「悪の思想」こそ、八〇〇年の時空を超えて、現代によみがえる親鸞の思想の現代的意義なのだ。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(1

star
star
1.8

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

3

未指定

3

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください