
花をたずねて吉野山
その歴史とエコロジー
集英社新書
鳥越皓之
2003年2月28日
集英社
770円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
今日、桜の名所として有名な吉野山だが、本来自然な山が、なぜ一面桜に覆われているのか?その理由を、吉野山が持つ意味から検証する。役小角が桜の木に刻んだと伝えられる蔵王権現。それを本尊とする金峯山寺蔵王堂は吉野山岳信仰の修験道の聖地である。他方、吉野山は、国政上の敗者が逃げ込んだ山でもあり、また天皇行幸の場、仏教修行の場としても重要な意味をもっていた。…いつ頃から、だれが、なんのために植えて、桜の山になったのか?お花見はいつ頃から始まったのか?『日本書紀』以来、桜とともに歩んできた日本の歴史、日本の文化の深層を探る。それらの分析を通じて、あわせて、日本の自然環境保護運動・環境NPOの原点を求める。
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吉野山の桜の由来
吉野山が一面桜の花でいっぱいになった理由を書いている。 記録が少ないので限界があるが、利用可能な範囲の史料からその経緯を書いている。他に類書がないので貴重な本ではある。自然ではなく、人の手でここまで作り上げたものであり、今後の維持も容易でないことがよくわかる。
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