アメリカの保守本流

集英社新書

広瀬隆

2003年9月22日

集英社

770円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

イラク侵攻を主導し、いまやホワイトハウスを牛耳るアメリカの新保守主義者、いわゆるネオコンとはいったい何者なのか。彼らを動かす軍事シンクタンクの思想は、アメリカ国民をどこに誘導しようというのか。彼らの活動資金は、どこからでているのか。ブッシュ大統領を侵攻へと駆り立てたのは、石油利権などではない。現在のアメリカの権力構造を理解しようとするなら、保守本流の深層、「鉄道資本」と「石炭産業」の歴史をまずひもとく必要がある。そして、その保守を変容させるネオコンこそが、アメリカを、さらに世界を危機に追いやっているのだ。

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