
科学者は戦争で何をしたか
集英社新書
益川敏英
2015年8月31日
集英社
770円(税込)
人文・思想・社会 / 科学・技術 / 新書
ノーベル賞科学者・益川敏英が、自身の戦争体験とその後の反戦活動を振り返りながら、科学者が過去の戦争で果たした役割を詳細に分析する。科学の進歩は何の批判もなく歓迎されてきたが、本来、科学は「中性」であり、使う人間によって平和利用も軍事利用も可能となる。そのことを科学者はもちろん市民も認識しなければならないと説く。解釈改憲で「戦争する国」へと突き進む政治状況に危機感を抱く著者が、科学者ならではの本質を見抜く洞察力と、人類の歴史を踏まえた長期的視野で、世界から戦争をなくすための方策を提言する。
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ノーベル賞受賞者の警告
学者としてだけではなく数々の社会運動に関わった著者からの警告。科学と戦争は不可分の両輪であるジレンマはあるがそれを扱う人間の意識や理念、哲学が大きく影響するのは古今東西同様。現在の政権による科学の戦争利用と市場原理主義で学問をマネジメントする姿勢は危険極まりないが、それに無関心な人間が大多数なのが最も問題だろう。
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