
日本会議戦前回帰への情念
集英社新書
山崎雅弘
2016年7月15日
集英社
836円(税込)
人文・思想・社会
欧米メディアが「日本最大の右翼組織」と報じる日本会議。安倍政権の閣僚の半数以上が日本会議と直接的に繋がる議員団体に属するなか、日本の大手新聞・テレビは両者の関連性をほぼ報じてこなかった。本書では日本会議の“肉体”(人脈・組織)と“精神”(戦前戦中を手本とする価値観)、教育や靖国をめぐるその“運動”を詳説し、日本会議と安倍政権が改憲へと傾倒する動機が、かつて日本を戦争に導いた国家神道を拠り所とする戦前回帰への道筋にあることを指摘。気鋭の歴史研究家が日本会議を近視眼的な“点”ではなく、史実をふまえた“線”としての文脈から読み解く、同組織の核心に触れるための必読書である。
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Tojo Hiroyuki
安倍晋三首相と改憲を考えるには必読
そして、気持ち悪い情念が組織化されて実際にトップレベルで活動することが普通に起きていることに驚く。 5章まで読み進め、改憲の新憲法案を見ると恐怖する。 太平洋戦争の反省から盛り込まれた「くさび」が曖昧な表現に変わり、国家側の解釈でどうとでも判断できる内容に変わっている。9条が目立っているが、実際は最もどぎつい。 そもそも国民が国家に守らせるための憲法が、逆になったような書き振りだ。 自分の感覚だとなぜここまで戦前の一時期への日本に戻したいのか理解できない。が、そういう人たちがいることがわかっただけでも価値がある。 そういう人たちの詭弁への反論がすっきりとしていて読みやすい本。必読書。
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