十五歳の戦争 陸軍幼年学校「最後の生徒」

集英社新書

西村 京太郎

2017年8月9日

集英社

836円(税込)

小説・エッセイ / 新書

昭和二十年四月一日。少年・矢島喜八郎、のちの作家・西村京太郎は、エリート将校養成機関「東京陸軍幼年学校」に入学した。八月十五日の敗戦までの、短くも濃密な四か月半。「天皇の軍隊」の実像に戸惑い、同級生の遺体を燃やしながら死生観を培い、「本土決戦で楯となれ」という命令に覚悟を決めたー。戦時下の少年は何を見て、何を悟ったのか。そして、最後の混乱をどのように生き抜いて作家となったのか。本書は、自身の来歴について、著者が初めて書き下ろした自伝的ノンフィクション。いまこそ傾聴したい、戦中派の貴重な証言である。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar 4.0 2018年12月09日

永田鉄山石原莞爾 の話が興味深い P203 永田鉄山は 日本人は戦争 現代戦争に向いていないという 疎開戦法は、自ら兵一人一人が考えることが求められる。日本人はできない そのためには、強い責任感 やり抜く力 等々が必要だが、日本人は持ち合わせていない。 この必要六項目は転記すべし この戦法では、疎開状態のまま敵陣に突入するため、勝敗をいっきに決することは難しく、敵味方が、入り乱れた「紛戦」となり、「混戦、乱闘」を続けることになる。そのため各部隊間の連携は断絶し、統一的指揮は困難となる。単独で、もしくは、小戦闘群で、敵味方入り乱れての戦闘状態が継続する。 そこでは、各兵士、各部隊は上官の指揮を待つことなく、「自主独走」「自由裁量」によって行動しなければならない。各人の「機敏」「熱意」「勇気」「自治」「自律」によって、勝負が、決せられることになる。 それ故、このような疎開戦法では、個々の兵士に各種の無形的要素すなわち精神的内面的な資質が極度に要求される。それは、「自治自律・自主独立の精神・強い責任観念、堅忍持久の資質、強靭執拗な性格、および、持続的勇気」でなどである。 「だが、これらは、日本人の国民性に欠けているのではないか?」と、永田は書いている。 出典は、『昭和陸軍全史I』(川田稔、講談社現代新書)

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