「言葉」が暴走する時代の処世術

集英社新書

山極 寿一 / 太田 光

2019年12月17日

集英社

858円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

「今、引きこもってるヤツに言いたいね。お前今、哲学者並みにいい経験してるよって」--太田 光 「相手を理解したいなら、食事に誘うこと。同じ動作をしながら会話するのがいいんです」--山極寿一 いつでも、どこでも、誰とでもつながれる時代。 しかし、かえって意思疎通がうまくいかないと感じることはないだろうか。 「分かってもらえない」といった日常の出来事から、SNSでの炎上、引きこもりなど、コミュニケーションが断絶されるケースが増えている。 この問題に、爆笑問題の太田光と霊長類学者の山極寿一が挑む。 ときに同意し、ときに相反しながらたどり着いた答えとはーー? 私たちは誤解している。 大切なのは、「分かってもらえない」ではなく、「分かろうとすること」、「そっと寄り添うこと」なのだ。 コミュニケーションに悩むすべての人に贈る処方箋! 【目次と主な内容】 はじめにーー太田光 序 章 「新しい」人間の登場─ディストピアへ続く道 ●「引きこもり」は「問題」なのか?●もうセックスする必要はない?●ディストピアの原因は「言葉」にある 第一章 「言葉」が暴走する世界への対処法 ●あえてスマホは持たない●対面だからこそ伝わる●AIに似てきた子どもたち 第二章 今、失われつつあるもの ●言葉にも身体性が必要●想像力が人を進化させた●「型」を失い始めた日本 第三章 ケンカの目的は和解にある ●対話と討論の決定的な違い●本来、戦いの目的は勝ち負けではない●人を攻撃する武器になった言葉 第四章 「言葉」だけに頼ってはいけない ●親しくなりたいなら一緒にメシを食おう!●主体性を「言葉」で測るのは間違い●プレゼン上手の東大生と下手な京大生 第五章 「伝える」のではなく、「寄り添う」ことを ●プレゼン上手はコミュ力が高いのか?●コミュ力は、表現力より周囲の理解●プライドをちょっと低くする あとがきーー山極寿一

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