「生存競争」教育への反抗
集英社新書
神代 健彦
2020年7月17日
集英社
946円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
我が子の「教育」が苦しいーーそれはあなた一人の責任ではない。 「クラス全員を企業家に育てる」教育にNOと言おう! どうやら企業人や政治家、官僚たちは、日本の経済的低迷を教育で挽回しようとしているようだ。 まるで、「最小限のコストで最大限の商品(人材)を納品しろ」と言わんばかりである。 そんな社会を生きる私たちの子育てーーとりわけ教育は、じつに悩ましい。 なぜこんなにも苦しいのか。 しかし本書は、「それはあなた一人の責任ではない」と説く。 これは社会全体の問題なのだ。 では、どうすればいいのか。 本書は、明治時代から現在に至るまでの教育の歴史を振り返りながら、私たちが教育に期待すべきこと、そしてその実践の方法を試みる。 これは教育学からの反抗であり、絶望に包まれた教育に対する、たしかな希望の書となるだろう。 【目次】 第1章 教育家族は「適応」する 第2章 教育に期待しすぎないで 第3章 教育に世界(コンテンツ)を取り戻す 第4章 そして社会と出会う、ただし別の仕方で 子育てに、教育、わたしたちの悩みは尽きない。 それは時につらく苦しい。 しかしもっと苦しいのは、「この苦しみは自己責任だ」と思ってしまうことだ。 そうではない。 子育ての悩みは、この社会が本書で述べてきたようにあることの結果としてある。 教育を失敗するや否や、子どもと家族がまともな暮らしができなくなるとすれば、それは社会の欠陥なのだ。 (本文より)
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