DEVIL'S DOOR

集英社文庫(日本)

東山 彰良

2021年6月18日

集英社

616円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

直木賞作家・東山彰良が描く〈AIと悪魔〉の〈心と魂〉を巡る冒険譚、開幕! 装画は、悪魔的な美しさの絵でマンガファンを魅了する『イノサン』の坂本眞一! 「マニピュレイテッド」と呼ばれる人型AIが自由に往来する近未来。自由都市サン・ハドクには、人とマニピュレイテッドと、そして悪魔が生きている。近年、悪魔が仕業の事件が多発し、一方で、人間によるマニピュレイテッド狩りが横行していた。マニピュレイテッドの射撃手・ユマは、聖書型の悪魔アグリとともに、悪魔祓いを生業としている。悪魔を狩って〈地獄の扉〉の手がかりを探し、魂を得るためだ。 ある日、二人のもとにシオリという女性シンガーの護衛依頼が舞い込む。シオリの歌はマニピュレイテッドに対する憎しみを掻き立てると噂になっており、そんな彼女をコンサートまで守ってほしいというのだ。ユマとアグリは、女性マネージャーのルピタとともにシオリを襲撃から守り、マニピュレイテッド狩りと悪魔が関わる事件を捜査するなかで、驚きの事態に遭遇し…!? 人の心を理解し始めるAIと、人の魂を堕落せさようとする悪魔…二人の冒険が始まる!

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橘薫

新しいヒロイン、誕生か

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3.5 2021年08月08日

人間ではない、ヒト型AIの主人公と本の形をした悪魔、アグリッパのアクションファンタジー。 こういうのを読むのは久しぶりだな、と思いつつ、テクノロジーと悪魔祓い、という相反するものが掛け合わされた世界の魅力に夢中になりました。 エンタメ性が高い作品でありながらAIであるが故に持つ悩み「魂とは」について折々に考えさせられます。これはぜひシリーズ化して欲しいですね、ユマとアグリッパの活躍をもっと読みたいです。

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