少女は卒業しない

集英社文庫

朝井リョウ

2015年2月20日

集英社

594円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

今日、わたしは「さよなら」をする。図書館の優しい先生と、退学してしまった幼馴染と、生徒会の先輩と、部内公認の彼氏と、自分だけが知っていた歌声と、たった一人の友達と、そして、胸に詰まったままの、この想いとー。別の高校との合併で、翌日には校舎が取り壊される地方の高校、最後の卒業式の一日を、七人の少女の視点から描く。青春のすべてを詰め込んだ、珠玉の連作短編集。

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朝井リョウ「少女は卒業しない」

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0
2019年12月02日

みんなのレビュー (2)

Readeeユーザー

(無題)

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3.2 2019年04月23日

朝井リョウの作品好きなんだけど、パターンが同じで飽きてきたかな。 学生にスポットを当てた作品なのはいいとして、ミステリーとかサスペンス系も書いてほしいなー。学生主人公の。

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Readeeユーザー

(無題)

-- 2019年12月05日

『エンドロールが始まる』 図書館司書、先生に恋する女子高生、作田の話。本を返すという最後の制約が失われたとき、二人の関係が終わってしまう。引き延ばしにしつつ、その限界の日である卒業式、切なさの王道という感じがする。話の都合上ではあるが、卒業式前というのはあまり風情がないようにも感じた。卒アル交換の喧騒の中で静かな(元)図書室で二人きりとかのほうがとくべつ感があったようにも思える 『屋上は青』 優等生女子、孝子と、学年のアウトロー、尚輝の話。一言で言うと「隣の芝生は青い」。メガネで優等生でスカート丈も長くなくて、授業なんてサボったこともない孝子は、幼馴染である尚輝(ヒップホップ、長めの茶髪、中退)の自由さに憧れつつも、自分がそうなれないことを理解してしまっている。尚輝は尚輝で、場に馴染めない自分より、堅実な進路を取る孝子に「なんでも持っている」という。進路、そして今後人生で交わることもないが、人生初のサボりと久しぶりの登校という二人の譲歩が肝 『在校生代表』 送辞形式で所謂オールセリフというやつ。主人公、亜弓が田所先輩への想いをやや冗長ぎみに話す。現実じゃ実現し得ない、青春まっしぐらの送辞。あれ、コレアマガミSS+?みたいな感じ 『寺田の足の甲はキャベツ』 主人公、後藤と男バスの寺田という公認カップルが、互いの進路の違いを理由に別れる話。「世界中探せばいい女いる」とはよく聞く話だが、実際問題として付き合って行けるかというと話は全く違う次元のものになる。お前そこまで考えての言葉じゃないじゃん!みたいな。 女バスの部長である主人公は、後輩エースである亜弓とぶつかったり、良い理解者である倉橋と話をしたり、その成長があったからこそ、遠距離恋愛で粘る方法を取らず、潔く別れられたのだろう。 『四拍子をもう一度』 主人公、神田。同じスタッフの氷川。ヴィジュアルバンドのボーカル、森崎。舞台は卒業ライブ。出番直前になってバンドメンバーの衣装がごっそり盗まれた。V系としては致命的な状態で、森崎はアカペラでビートルズを歌った。 森崎の本当の歌声を知っていて、広めなかった神田と、みんなに聞かせたくて事件を起こした氷川の対比が見れるが、きっと神田は負けるのだろう(氷川が勝つか、両方負けか)。片思いって意外と本人にはばれないよね。 前作までに森崎の名前がすごい出ていたから、ここがメインなのかとも思ったが、そんなことはないらしい。時系列というのもあろうが 『ふたりの背景』 海外育ちの主人公、高原あすかと知的障害者でH組の楠木正道の話。正道には絵の才能があり、茶髪でピアスの高原はシンパシーのようなものを感じる。違う方面で爪弾きにされているからこそ面白い。現実ではこういった取り合わせは見られないし、付き合うというよりも理想の結婚相手、のようでもある。 『夜明けの中心』 主人公、調理部のまなみ、彼氏の駿、駿と同じ剣道部の香川の三角関係。卒業式後の夜の校舎にまなみと香川が訪れる。これはまなみが諦める話であり、香川が諦める話でもあるが、諦める対象が違うところが肝だ。栄養士になるまなみは、その理由を奪われ、どう生きていくのだろうか。まあ彼氏のために大学合わせて瞬間別れるとかよりは陳腐でなくて良いが。

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