勝手に！文庫解説

十二国記の北上次郎さんの解説が大好き。興奮がそのまま伝わってくる。 「未必のマクベス」の解説で、この年のベストを挙げるなら「男ともだち」の次にマクベスがくる、みたいなことを確か書いていて、2番目！って言い切ってしまう率直さにますます好きになった。男ともだちが好きだったこともあって、この人は本心を書いているんだなあと。 この本も、どの書評も心から好きと思っているのが伝わってくるし、文がとにかく楽しそうで、読んでいてオタクの熱弁を聞いている気持ちになった。（褒め言葉）わりとビシバシ批評していて本当に素直だなあと。シリーズものでこの巻とこの巻は面白くない、とか。 読みたい本が増えてしまったな…なにから読もうかな。