
オール・ユー・ニード・イズ・ラブ
東京バンドワゴン
集英社文庫
小路幸也
2016年4月20日
集英社
814円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
青の映画がいよいよ公開されることに。東京下町の古書店“東京バンドワゴン”には、本日も訳ありのお客がやってくる。ある作家の棚の前で涙をこぼしていた女性。実は高校生のときに学校の焼却炉で何冊もの本を黙々と処分していた少女だという。いったい彼女に何があったのか、気になる堀田家の面々。「LOVEだねぇ」が沁みわたる、やさしさと温かいおせっかいに満ちた、人気シリーズ第9弾!
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騒がしくも懐かしい古書店
【愛こそすべて】 堀田家のすでに亡きサチさんの語りで始まる、毎度おなじみ東京バンドワゴン古書店のお話です。サチさんの古き良き風情ある丁寧な語り口調を聞くと、優しい気持ちでいっぱいになります。 最近は堀田家のメンバーもどんどん増え、 家族以外にも、ご近所さんや幼馴染も、 堀田家を我が家のように思ってくださり、 ご飯を食べに来たりするもんですから、 全員を把握するのが大変になってきましたねぇ。 ひ孫世代も高校受験だったり、幼稚園やら通うようになったり、 ずいぶん騒がしい毎日になってきています。 にゃーたちの老猫二匹との悲しいお別れ、死に際は見せないという猫の行動に涙し。 かわりに、新しい二匹との素敵な出会いにほっこりしたりもありましたよ。 本の中のあちこちに散りばめられた ”教訓” を見つけるたび、 家族の大切さや尊さ、 当たり前の幸せに気がつかなくなっていることに気がついたり、 普段何とも思ってなかったことをすごく考えさせられたり、 たった一言に救われることもあります。 「ラブだねぇ・・・」 その一言で全部収めてしまうガナトさんはすごいですね。 この二冊は、何十年もの昔のサチさんの雅な方々にも関係するらしい秘密!? にかかわることがいよいよ公になる!?かと思っていたのですが、 そこは堀田家、皆さん全力で回避しました。 いざってときに一致団結できる家族は、昨今そうそうない気がしますね。 家族でありながら、他人。 一緒に住んでいるけれどもよく知ろうとしない集団。 ・・・・なんだか寂しいですね。 我が家は、子どもがまだおチビさんなので、 もうちょっと大きくなって自己主張しだしたとき、 どうしようもなく困ったとき、 すごく嬉しいとき、とてつもなく悲しいとき、 一緒にそういう感情なりを感じて、 親という立場、子どもという立場、年齢に関係なく、 ちゃんと相談しあえる間柄であったり、 お互いに支えたり支えられたりする関係であったり、 そんな風になれるよう、毎日精進あるのみです。
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